2016年03月30日 (水) | 編集 |
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1人でお見舞いに行くと、


父は


ばあちゃんは??



と、よく尋ねてきた。


とっさに

今帰ったで。

さっきまでおったよ。



と嘘をついた。



母も高齢で持病もあり、とても毎日病院に来ることはできない。



父が母が来てないことにがっかりし、落胆することををさけての嘘。




あとで知ったことだが、姉も全く同じ嘘をついていた。




それでも父は寂しそうな顔をした。



認知症になり、アタマがはっきりしているときと、よくわからないときと両極端になってきた。



親しい人ほど、父の記憶から抜け落ちていた。




その反面、あまり接点がなかった人をよく覚えていたり。



そして、自分の気持ちに素直になった。



ありがとう。


その一言がでるようになった。



母はこの頃から、父に対する気持ちが変わっていったようだ。



初めて、1人の夜が怖いと言ったのもこの頃だった。






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