見送り
2016年04月27日 (水) | 編集 |
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お通夜は私たち家族が想像した以上にたくさんの人が見送りに来てくれた。



湯灌してもらい、キレイに身なりを整え棺に入った父はすごく男前だった。



じいちゃんってめっちゃ男前やってんな。
初めて気ぃついたわ。
ごめんやで。



話かけた。


父が笑ってるように見えた。



父が生前大好きだった徳島からも親戚が駆けつけてくれた。



直美~


けんちゃんはな~

誰かのお通夜のときはな。
1人にしたら可哀想やからって。寂しいやろうからってずっと棺のそばについてるような人やったんやで。



ほなけんな、
けんちゃんの時はワシがずっとついといたるってそう決めっとったんや。



と言って棺の前での宴会が始まった。



焼香台にビールやあてがズラリと並び宴会が始まる。


ワイワイお酒を飲みながら盛り上がる。


不謹慎と言う人もいるとは思うけど

じいちゃんはとても喜んでいた。




おかげで一晩中線香を絶やすことなく朝を迎えることができた。




じいちゃんの大好きだった釣りの道具は棺に入れることはできなかった。



時間は粛々とながれやがて斎場に行く時間。




生まれて初めて
こんなにも花に囲まれた父は何か恥ずかしそうにしていた。




そして



父の遺骨は

これまでに見たことがないほど


白くて太くて 立派な骨だった。









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