そして
2016年04月17日 (日) | 編集 |
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貧血が止まらないので輸血します。


主治医から電話が入った。


そして   


気管切開はどうしますか。


繰り返された質問。



しないで下さい。



そう伝えた。


主治医は、

現在の父の状態では、気管切開のためにもう一度鎮静をかけると2度と意識が戻らない可能性があること。そもそも処置中にも万が一のことが起こるかもしれないと話した。



今までは状態が急変しても 、



今回も耐えてくれると思ってます。



そう言って私たちを励ましてくれた主治医が今回は違った。




僕も今の状態から言うとそれがいいと思います。




あぁやっぱり父はもう長くはないんやわ。

これは最終確認やねんな。



そう思った。


夜中の3時に病院に行った。


手足をばたつかせて苦しそうにする父。


高濃度の酸素マスク。

激しい息づかい。


しっかりと閉じられた目。


呼びかけにも答えない。




お父さん、しんどかったら
逝ってもいいよ。




姉はそう声をかけたが
あたしは何も言えなかった。







………