後悔ひとつ。
2016年05月09日 (月) | 編集 |
…………



父は徳島の農家で三男坊で末っ子だった。


煙突の修理工だった父親を事故で亡くしたのは父が1歳の時。



父親の兄弟と母親に育てられたらしい。


なので父は父親との記憶がない。



父親としての在り方を知らんねん



って母が愚痴をこぼすのを聞いた覚えがある。


母とは些細な事で喧嘩ばかり。


気持ちを言葉にすることができずに、怒鳴る父を



幼い私は理解できなかった。





今となって思い出すのは父が優しかった事ばかり。



つい最近、高野山に連れて行って貰った。



行く道中


忘れてた記憶がたくさんよみがえる。


思い出して話しながら涙をこらえるのに必死だった。



亡くした直後より後になればなるほど辛くなるね。




高野山は

無宗教と断言する私にも優しく
とても暖かい場所だった。



連れて行ってくれてありがとう。




1つだけ後悔してることがある。


今年のお正月にももさんを連れて帰らなかったこと。


すでに体調が悪かった父は


ももは??



と訪ねて、連れてきていないことを伝えると寂しそうな顔をしていた。




入院中


車椅子に乗れるようになったら駐車場で
ももさんに会うことができるよ



と言って励ましたが、それは叶うことはなかった。



葬儀が終わりしばらくしてから


ももさんを実家に連れて帰った。



いつもどおり父を探すももさん。


じぃちゃんはここだよ。










わかったような。


わかってないような。



でもこれ以降ももさんは


父を探すことはなかった。






………